次に訪れたのは第一番 誦経山 四萬部寺。
札所巡り最初の寺だが、実は私ははじめての寺だ。
パッと見て、屋根の形が特徴的なことに気がつく。
本堂は、三間四面、表一間に軒唐破風の向拝を配し千鳥破風をふした入母屋造りで、創建は1007年(寛弘4年)と言う。
寺の門前には江戸期創業の旅籠・一番が建つ
江戸期には札所巡りはお伊勢参り同様、ちょっとしたブームとなっていた。
その頃から、全国からの巡礼客が、札所巡りを前に体を休めていたに違いない。
11月中旬の時点では、訪れた寺の中では、一番紅葉が見ごろだった。
まるで印象派の絵画のように幻想的な紅葉に、しばし見とれ、次の寺へ。